2023/2/22
昼礼のクレド×スピーチ
- 昼礼のクレド×スピーチ
デルターでは、11:45(いい仕事の時間)に昼礼を行っています。それぞれの事情で始業・就業時間ともにバラツキがある現状では、朝礼でも夕礼でもないこのタイミングが、ちょうどいいのです。
そして、この時間に業務共有と一緒に行っているのが、クレドの唱和とスピーチです。
クレドは意思決定や行動の基本指針
「クレド」という言葉は、あまり耳慣れないかもしれませんが「企業経営において、経営者や従業員が意思決定や行動の拠り所にする基本指針」のことです。
「それって経営理念や社訓とは違うの?」という質問が聞こえてきそうですが、答えはYES。簡潔で具体的な表現をする、作成や改訂に従業員が関われる、実務に直結するということが、理念や社訓とは異なる点です。
クレドの変遷について語り始めると長くなるので、今回は割愛しますが、現在はスピーチ用に厳選した7つのクレドがメインになっています。昼礼の際には、ひとつのクレドをみんなで唱和し、当番の人がそのクレドにまつわるスピーチをするというわけです。それは、社員だけでなく、社長もパートも含む全員で順番に回しています。
- デルターのクレド
デルタースタッフの「クレドと私」
今回、この記事を作成するにあたって「クレドと私」をテーマに、スタッフからコメントを集めました。そのコメントを引用しながら、いくつかのクレドを紹介しますね。
Good Communication Design
コミュニケーションは人と接するうえで必ず生じるものなので、それをデザインすることで、今どうすればいいのかが客観的にわかり、行動しやすくなります。情報化が進み、ネット上でのつながりが増えた現代では特に、一人ひとりがこの精神を持つことが大事なので、とても共感できます。
- Good Communication Design
禮のデザイン
人間の目指すところであるような壮大さがあり、好きだけど難しさも感じるクレドです。そのため、今と10年後とでは捉え方が変わってくると思います。経験や成長とともに理解が深まるはずなので、ずっと答えを探しながら生きていくんだろうなと感じています。
- 禮のデザイン
知恵を結び実行する
一人ではできないことも、複数人で集まり知恵を絞ってやるからこそ、大きな仕事ができるというもの。これこそが、自分がデルターにいる根源でもあると思います。今後は、お客様とお客様の知恵同士を結ぶことで、もっと大きな仕事ができそうな気がしています。
- 知恵を結び実行する
速く 質よく 美しく
速さと質の両立で悩んでいたことがありましたが、そこへ来て「美しさ」の要求に「質と美しさって同じじゃないんかい!」とツッコミたくなりました(笑)。でもいろいろと考え、今は考え方やアイデアひとつで、速さも質もいいとこ取りができると思っています。
- 速く 質よく 美しく
実は、スピーチのここが苦手
このように、このクレドが好き、共感できるといった声が集まるなか「実は、クレドと身の回りの出来事を結びつけてスピーチをするのが苦手」という声も上がってきました。その理由は……
・スピーチのネタがクレドの意味とマッチしているのか、自信がない
・ネタ帳を作っているけど、どのクレドに結びつくのかわからなくなる
・クレドと結びつけようとスピーチしていると、着地点がわからなくなる
すべてのクレドは繋がっている
しかしながら「やめたい」というスタッフは、ひとりもいませんでした。むしろ、苦手と感じながらも「クレドはそれぞれが繋がっているように感じるので、今のままのスピーチでもいいのかなとも思っています」という声も。
そもそも、このクレドにまつわるスピーチをはじめた背景には「クレドへの理解を深めたい」と同時に「物事の捉え方を深く考えるきっかけになるように」という、社長の考えがありました。そのため、続けていくことで慣れ親しんでいってもらえたらいいなぁと思っているそうです。
そもそも、クレドは仕事に欠かせないものなので、作成して掲示して、唱和してスピーチして、みんなの中に落とし込んでいます。迷ったときにパッとクレドを思い出して、判断基準にし、行動指針にできるように……要はゲームのコマンドみたいなものですね(笑)。
- クレドはコマンドのようなもの
素直な気持ちで想いが伝わる
最後に、今回のコメントでみんなが共感したのは「スピーチをするようになって、みんなのことがより身近に感じられるようになった」でした。それぞれの考え方、価値観、想いが伝わってくるので、聞くのが楽しみですし、そう思えるのはみんなが素直な気持ちを伝えてくれるからこそなのかと思います……と、ちょうどキリのいいところで11:45を迎えようとしているので、ここで筆を置かせていただきますね。
- 素直な気持ちで想いが伝わる