2012/5/27

6/8はWorld IPv6 Day![vol.57]

こんにちは、e-ラボレターです。

世界はあまりにも広くて深いので、
とても遠いところで起きていることは、自分とは関係ない。
そんな風に思ってしまいますが、実はそんなことないんですよね。

6/8はWorld IPv6 Day!

6月8日は、朝の9時から24時間、目的のWebサイトがすぐに開かなかったり、繋がらないことがあるかもしれません。
それは、World IPv6 Dayが開催されるからです。

World IPv6 Dayをご存じですか? この日は、非営利の国際組織ISOC(Internet Society)が中心となり、IPv6アドレスの円滑な導入を促すために世界規模でIPv6の試験が行われます。

……って、インターネット従事者でないとなんのこっちゃわからないですよね。
実は私は、よくわかりませんでした。
なのでいろいろと調べたことをお伝えしたいと思います。
なぜ皆さまへ伝えるのかですが、日頃インターネットを使っている私たちにも関係が深い事柄だからです。

「World IPv6 Day」は次世代インターネットプロトコル
「IPv6(アイ・ピー・ブイ・ロク[シックス])」を世界規模で試す日です。

IPアドレスとは、最初にインターネットへ接続するときに、プロバイダからもらう書類の中に書かれていた数字です。「192.168.1.1」といった感じで書かれた数字。ネットにつないだことがある人は、記憶にありませんか? この数字を設定しないと、インターネットにつなぐことができません。
v6は、バージョンです。今回試されるのは「バージョン6」となります。つまりIPv6とは、新しいネットワークをつなぐ仕組みのことです。

この新しい仕組みの導入は、以前から必要とされてきました。けれど本格導入にはいたっていません。なぜかというと、導入に伴いどんな弊害がおきるかがわからないためです。そのため敬遠されたり拒まれたりで、本格的な導入には至りませんでした。

けれど、いよいよ発行するアドレス自体が底をついた状態となり、実施に向けて動くことができるようになりました。物事は、いよいよとならないと動かないものですね。

先にも述べましたが、このIPv6の導入に伴い何が起こるかわかりません。何か起こるかもしれないし、何も起こらないかもしれない。このトライアルをすることで初めて、どんなことが起こり、どんな対応策が必要で、どんな問題があるのかが分かります。
「インターネットの世界で、そんなことってあるの?」
と驚く方もいるかもしれませんが、本当に何が起こるのかわからないようです。インターネットの世界は、それほど巨大で複雑で開発途上なのです。

ただ、今回のトライアルに対して身構えることはありません。なぜかというと、現在使用されているIPv4はそのまま使用されるからです。基本的にはいつも通りインターネットは使用できます。ただ「IPv6」のトライアルに参加しているインターネット関係企業へ、アクセスしたり経由したりすると、ページを開くのに時間がかかったり、アクセスに失敗してページが開かない可能性はあります。

ですが、このトライアルによって影響が生じるであろう利用者は、日本の中でも5%といわれています。20人に1人の割合。多いと見るか少ないと見るかは人それぞれですが。

6月8日は、インターネットにつないでいるときに、いつもより繋がりにくいなぁ。ページが全然開かないぞ……!? そんなことが起きたら、このことを思い出してください。そして、ネット社会へ貢献することができたんだと、ひとりほくそ笑みながら、つながるまでしばしお待ちいただければと思います。

もし、どうにも事態が許さないのであれば、契約しているプロバイダーに状況をお問い合わせください。(w.)
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World IPv6 Dayについて、 調べたことを掲載しています。
http://www.deltar.jp/d_live/2011052710250435.html
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夏の節電対策

From Staff >>>...ki3e

この夏は、企業や個人宅でも節電を行わなければなりません。

デルターではまずは、こんなことを始めてみることにしました。
昼間は最低限必要な電灯だけを点灯し、あとは手元の電気スタンドを使用して業務を行う。
そして、夕方暗くなってきたら室内の電気をつける。

目への負担は少々気になりますが、嬉しいなと思うことがあります。
それは自然の光を意識して行動できることです。
日頃は室内が明るく外の光をあまり意識できないのですが、
室内が暗いので、ふと目に入る外の光が今まで以上に実感できると思います。
明るいな、暗いな、そんな普通の感覚が戻ってくるような気がします。
ちょっと楽しみです。

そしてもう一つ。
電力消費のピークにあたるとされている午後1時~午後4時の時間帯は、ノートパソコンをバッテリーで動かす。
先号のメルマガでもお伝えしましたが、パソコンの電力消費量は全てを集めるとかなりのもの。
一時的にバッテリーを使ってノートパソコンを動かすことで、電力消費のピーク回避に一役買うことができます。

実際に夏を迎えると、想像よりも大変なのかもしれませんが、みんなで協力して乗り切りたいと思います。

e-LabLetter 第57号 2011/5/27(Fri)発行
 

 
 

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