2023/4/1
【vol.63】摘みたての春をいただく
2023年4月・5月のニューズレター
- 【vol.63】摘みたての春をいただく
摘みたての春をいただく
竹の子、春キャベツ、タラの芽、新玉、菜の花、つくし、新じゃが、アスパラ、そら豆、さやえんどうに春ごぼう。
今、この春、このときに口に運べば、香りも味も食べ心地も、旬だね〜っていう「味わい」が、滋養とともに身を包み、五臓六腑にしみわたる。
スーパーに行けば、キャベツも玉ねぎもじゃが芋もアスパラも、年柄年中あるし、竹の子だって水煮がパックで売っている。だけど、いつでもなんでも手に入る時代だからこそ、今しか味わえない特別感。
天ぷらもいいし、華やかなちらし寿司もいい。炊き込みご飯もおいしそう。おひたし、煮物、さっと軽めの炒め物。ん〜やっぱりなんとなくだけど、和食になっちゃう。
やっぱり日本の春だからね。
でるたーより
これだけモノも情報もあふれてくると、なんでもかんでもあたりまえになってしまって、今自分がこうして生きていることも、なんだかフツー過ぎて、生きてるって感じることすらなくなってしまうときって、ありませんか?
でも、そんなときに旬のものを食べると、んー、やっぱ今、ここでこれを食べてる自分、最ッ高! みたいな気分になると思うんです。
なんというか、やっぱり現実に、その人がその体験をして、いろいろ感じて積み重ねて……って練り上げられる人格みたいなものが、あるはずです。
そう考えると今している経験って、ある意味「旬」なのかもしれません。新入社員になって初めての経験とか、それなりにキャリアを積んだはずなのに「今これ?」みたいなことも。
ときどきアクの強いこともありそうですが、そんなときは衣を付けて、カラっと揚げた天ぷらにしちゃうみたいな工夫もありですね。
次回は6月にお届けします。どうぞ健やかに、お過ごしください。