
2012/4/22
心に届く写真を[vol.55]
こんにちは、e-ラボレターです。
道路沿いに植えられているハナミズキの花が満開になっていました。
白い花が枝先にいくつも付いており、少しクリームがかった白の中に花の脇からのぞく緑がとても美しく気持ちが和みました。
ハナミズキが咲くと初夏も間近ですね。
心に届く写真を
私は、写真が好きです。
だからテレビで流れていたその光景が、特に目に留まったのかもしれません。
テレビでは、あるボランティアの様子が放映されていました。
震災ボランティアの中に「思い出探し隊」という活動があります。
その活動の中で、数多くのプリント写真やアルバムが見つかっています。
けれど、見つかった写真は水でゆがみ、泥で汚れた状態です。
それを知った富士フィルムの社員の方が「思い出探し隊」の活動に参加し、写真を元に戻すという作業をされていました。
写真についた泥を丁寧に洗い落としたら乾燥させ、乾いた写真は、新しいミニアルバムに収めていました。
お子様の写真や仲間との旅行の写真。婚礼写真や家族写真。セピア色の写真も数多くありました。
作業は、避難所の一角を使って行われており、被災された方々はそこに訪れ、できあがったアルバムを大事に手に取ってみえました。
その様子を見ていて「写真」について改めて思うことがありました。写真は、そのときのことをはっきりと記録していてくれて、自分の中にある記憶を掘り起こしてくれる。ということです。
私は、ときどき仕事で写真を撮ることがあります。
お客様の仕事風景を撮ることもあれば、素材として物を撮ることもあります。
私が撮った写真が、会社の方や目にする数多くの方にとって、どんなものとして映るのかは、想像がつきません。
けれど写真を見たときに、その方の心が少しでもいい方向へ動くことがあれば、それは私にとって、とても嬉しいことです。
第三者に写真で何か感じてもらうためには、一筋縄ではいきません。
けれど撮影のときは、精一杯想いを込めながら写真を撮っています。
今日も想いが届いているといいなぁ。(w.)
自分を導くために
From Staff >>>...ki3e
デルターの社長は、時々スタッフへこう伝えます。「いいイメージを持って過ごしましょう」と。
今日一日が終わったら、どんな気持ちになっていたいか。どうあったら嬉しい気持ちになるのか。何をしたら、そんな未来の自分になれるかを意識して、その日その日を過ごして欲しいというのです。
実際にやってみるのですが、自分の中でいいイメージを持ち続けるのは難しいものです。
「思っていたのにイメージ通りにならなかった」
「こんなはずじゃなかった」
そんなことばかりです。
でもそれは、きっとどこかで自分を疑ったり、やるべきことを怠っていたり、
いつの間にか違うイメージを持って動いてしまっているから、そんな結末になっているのでしょうね。
私には、まだまだ難しいです。けれどいつか自然にできるようになると信じています。そのためにも、くじけずに続けたいと思います。
e-LabLetter 第55号 2011/4/22(Fri)発行