2018/7/18

[vol.140]初期衝動を忘れない!

読んで【実】になる☆もぎたてマガジン『e-ラボレター』

2018/07/18(wed)発行

なんだか大変な天気が続きました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。デルターの近辺はお陰様で平穏です。被災された皆様が一日も早く安心して暮らせるようになることをお祈りします。
ところで皆さんには、「どうしてもそうせずにはいられない!」というピュアな気持ちを覚えてますか? 今回は、デルターのシステム作りにおけるその気持ちと技術を取り上げます。

デルターの取り組み特集タイトル
初期衝動を忘れない!

「WYSIWYG」
なんだか呪文のような横文字ですが、これ、かなり有名なコンピュータ用語です。「ウィジィウィグ」と読みます。舌を噛まないように注意して下さい。元になっているのは「What You See Is What You Get 」という言葉。その意味は「見たまんまが手に入る」です。

DaaS
DaaS

 
例えばワープロソフトとかで、画面に映し出された白い紙に文字を入れると、そのまんま文字が並んでいきますよね。しかもそれを印刷すれば、そのまんま出てきますよね。これが「WYSIWYG」です。当たり前のことなんですが、技術的には大変なことなんです。

その昔は画面に向かって、呪文のようなプログラム言語を入力して、それを印刷していました。印刷された結果と画面に映っているものはまったく異なります。それが当たり前だと思っていたので、この技術の登場はとても衝撃的で、なおかつ感動しました。

その感動は消え去らず、デルターでは自分たちでシステムを作るときには、この「WYSIWYG」をかなり大切にしています。自社製CMSのDaaSでも、プログラム的な呪文を意識することなく、直観的に操作できるようにしています。

ところが世の中のCMSの主流は違うんです。凝ったページを作るにはやっぱり呪文が必要です。呪文を並べると自動的にレイアウトの状態を表示してくれるし、それを印刷すれば「見たまんまが手に入る」のですが、どうしても違和感がぬぐえません。

どうやら私たちにとっての「WYSIWYG」は、呪文を意識せずに感覚的に使える点にあるようです。今後も「WYSIWYG」に出会ったときの衝動を忘れずに、自然で当たり前な感覚を大切にして、技術に磨きをかけていこうと思っています。

公式サイトでは、世の中のCMSのトレンドとデルターのDaaSを比較して、その違いをご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください!
 

▼人の「伝えたい」という想いに根ざしたシステム開発

わかり わかられ わきまえる ~ communication design ~
起こすのか、起きるのか?

その朝、K氏は夕べから泊まりに来ていた、3才になるお孫さんを起こす係に任命されました。お父さんは仕事に出かけ、お母さんとお祖母ちゃんは朝の支度で手を取られています。となればK氏が起こすのは自然な成り行き。しかももう一人、5才のお姉ちゃんも泊まりに来ています。

小さな子を起こすのは、簡単なようで難しい。ひとつ間違えれば、ぐずり始めてすぐ「だっこ」です。3才ともなると、しばらく抱き続ければ腰に来ます。しかも孫がいるとはいえ、K氏も現役。朝の支度を終えたら会社に行かねばなりません。

どうしたものかと思いつつ、布団をめくってみましたが、ピクリともしません。少しカーテンを開けて、朝の光を入れると、ちょっとモゾモゾ。ふと「お姉ちゃんを起こしに行こうよ」と声を掛けると、ぱちっとめを開けました。

でもまだグズグズしています。どうしたら気持ち良く起きてくれるのかなと想いながら「そうだ。お姉ちゃんをくすぐりに行こうか。それとも大きな音で音楽をかけてビックリさせようか」と言うと、むくりと起き上がり、タタタっと走ってきました。

そのまま抱き上げて、お姉ちゃんの寝床に行ってみると、残念ながらもう起きた後でした。それでもお孫さんは気持ち良く目を覚ましてくれたようです。後からK氏は、自分の行動を振り返って、こう話してくれました。

「あのとき僕は、孫の内側にある〔起きる力〕を感じようとしてたんだと思う。そして、その力が反応しそうなことをやってたんだと思う。なにかの行動を促すボタンって、自分が思ってる場所にはなくて、その隣くらいにあるのかもしれない」

 

≫ editors_note('30CE,30EA,30CE,30EA,30B7,30B9,30C6,30E0', 3);≪ 編集後記:ノリノリシステム Ver. 3.0 (≧∀≦)ノ♪・*¨*・♪

先日5歳になった娘が2桁の数字を読めるようになりました。
もう読めるようになるなんてすごい!と親馬鹿を炸裂させております。いつも「なんて読むの?」と聞いてくる娘に、改めてどう考えて読んでいるかを考えると、当たり前すぎてなぜそうなのかを答えるのが難しかったです。
そんなわけで娘に教えた読み方をアルゴリズム化してみました。
もっと効率の良い読み方の考え方がある方は教えて下さい!

おまけのコーナー

言語:javascript(JS)

/**
* アルゴリズムに基づき2桁数値の読み仮名を出力
* 脳内ボイスは愛娘
* @number Number 2桁までの数値
* @example 実行例
* numberRubyFor2(@number);
**/
function numberRubyFor2($number){
 //2桁までの数字かチェック
 var $numberString = $number+'';
 if(!$numberString.match(/^[1-9]?[0-9]$/)){
  return 'わかんない';
 }
 //0~9までの数字の読み方
 var $numberRubys = {
  0 : 'ぜろ',
  1 : 'いち',
  2 : 'に',
  3 : 'さん',
  4 : 'よん',
  5 : 'ご',
  6 : 'ろく',
  7 : 'なな',
  8 : 'はち',
  9 : 'きゅう',
 };
 //入力値の桁数
 var $numberLength = $numberString.length;
 var $ruby = '';
 if($numberLength == 1){ //1桁
  //もう読めるよね
  $ruby = $numberRubys[$number];
 }else{ //2桁
  var $numbers = Array.from($numberString);
  //十の位の数値を読んでね
  var $n = $numbers.shift() - 0;
  $ruby = numberRubyFor2($n)+' ';
  //でも十の位が1の時は数値を読まなくていいよ
  if($n == 1){
   $ruby = '';
  }
  //次に「じゅう」っていってね
  $ruby += 'じゅう';
  //最後に一の位の数値を読んでね
  //でも「0」だったら読まなくていいよ
  var $n = $numbers.shift() - 0;
  if($n != 0){
   $ruby += ' '+numberRubyFor2($n);
  }else{ //X0が大好き
   $ruby += ' !!';
  }
 }
 return $ruby;
};

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