2012/5/28

図書館を活かす?![vol.33]

こんにちは、e-ラボレターです。

今回は「デルターのスタッフに聞いてみました」シリーズ第八弾です。
岡崎市の図書館「図書館交流プラザ・りぶら」を拠点にして、市民活動「りぶらサポータークラブ」で活動しているスタッフに、図書館について聞いてみました!

図書館を活かす?!

(質問者:w. / 回答者:e3)

w.:
「りぶらサポータークラブ」はどんな活動をしているのですか?

e3:
「図書館交流プラザ・りぶら」を、より活用できる施設にするためのサポートをしています。

図書館の資料であるDVDソフトを使った映画の上映会を開催したり、生涯学習や男女共同参画に関係した事業や、他の市民活動団体との協同事業の企画と実施、また、りぶらでボランティアをしたい人にその機会を提供したりしています。

w.:
「図書館」に、どうして「交流」ってついてるんだろ? と思っていましたが、なるほどと思いました。ところでどうして……どうしてと聞くのも妙な気もしますが、「図書館」というものに興味を持ったのですか?

e3:
「図書館」という空間が好きなのかなぁと思います。本は買って読むから、市の図書館の本を利用するときは、何かを調べたり、買えない本を借りるくらいですけど。

たまたま自分で私設図書館を開設していて、たまたま「新図書館を考える会」に参入して、たまたま新図書館建設の市民参加のワークショップがあって、たまたまそれに関わる時間があったぐらいのことですね。

その過程で、図書館行政が過去から現在どんな状況なのかとか、今後の図書館のあるべき姿は? など、いろいろ学んで、じゃあ、岡崎の図書館はどうなの? というところで、実際に一市民としてどこまで関わっていけるのか、というのが興味かな。

w.:
「たまたま」に素直に乗っかるって大事なんですね。
もっと知りたくなってきましたので、もう少し聞かせてください。地域にとって「図書館」ってどんな役割を持っているのですか? ただ、本を貸し借りするだけの施設ではないような気がしてきました。

e3:
公共の図書館というのは、市民一人ひとりの書斎でもあるわけです。
そこが居心地のよい、利用しやすい、充実した施設であってくれればうれしいですね。

「りぶら」はその「図書館を核とした生涯学習施設」とうたっているので、複合施設の一部としての図書館の機能があると思います。図書館と複合施設の機能を上手くつなぐことが出来れば、本があるだけの図書館ではない使い方ができるのではないかと思います。

w.:
はじめの質問と重なるかもしれませんが、
例えばどんなことがあるでしょうか?

e3:
りぶらには図書館があり、ジャズ資料・ホール・スタジオ・会議室がありと、いろいろな機能が揃っています。それに加え、市の文化・教育・市民活動といった機関が機能しています。でも、利用者も市民活動団体も行政の体制も、そこに集っているというだけで、まだまだ縦割りなんですね。そこを横につなげていくようなきっかけ作りや、仕組みをつくることができたらいいなと思っています。

w.:
図書館を使って、まだまだやれることがあるみたいですね。ライブラリとしての役割に留まることのない図書館からはじまる、横への広がりとその可能性になんだかワクワクします。
これからもサポート活動がんばってください!

図書館の空気

From Staff >>>...ki3e

「図書館」という響きには「憧れ」というか、スマートなカッコよさを未だに感じます(笑)。子どものころにも「図書館」というと、優等生が行くところみたいな思い込みがあって、運動バカの私には少し敷居の高い存在でした。

たぶんまだその感覚が抜けないのですね。けれど図書館が活かせると、また違った世界が広がるような気がします。

e-LabLetter 第33号 2010/5/28(Fri)発行

 
 

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