2012/8/27

2人の織りなす音楽[vol.39]

こんにちは、e-ラボレターです。

今回は、初のゲストにご登場いただくこととなった、
インタビューシリーズ第十一弾です。
ゲストは、音楽ユニットLu7(エル・ユー・セヴン)の、
ギタリストの栗原務さんとキーボーディストの梅垣ルナさんです。
Lu7の音楽の世界をちょこっと覗いてみましょう。

2人の織りなす音楽

(質問者:w. / 回答者:栗原さん、梅垣さん(以下:栗/ルナ)

w.:
この度は、お忙しい中「e-ラボレター」のインタビュー企画に、ご参加いただき誠にありがとうございます。
そして、ニューアルバム「Bonito」のリリースおめでとうございます! 早速ですが、アルバムの聴きどころやLu7の音楽の聴きどころなど、聞かせていただけますか?

栗:
アルバム「Bonito(ボニート)」の聴きどころのひとつに、ほとんどの曲をギター、キーボード、ベース、ドラムの4リズムで録音したというのがあります。生のサウンドに近い仕上がりになっているので、そのライブ感を楽しんでいただければと。

ルナ:
どの作品にも共通していえることですが、タイトルから想像させられる音、イマジネーショナルな音楽を目指して常に作品作りをしているので、リスナーの皆さんの想像力をかきたてられるような音でありたいと思います。音やタイトルから色々な想像をしながら聴いていただければ嬉しいですね。

w.:
歌詞がないので、目を閉じて聴いたり、聴く場所や聴くときの気分で、全く違ったイメージが頭の中に浮かんでくるから不思議です。

ちなみに私、楽器というのがまるでダメなんです。けれど音楽というものには、興味というか憧れのようなものを感じいて、「音楽を作るって、どんな感じなんだろう?」って関心があります。
例えば、以前デルターからBGMの制作を依頼させていただいたのですが、そのときの音楽と今回のアルバムの音楽は、どこか違う印象を受けました。やはり作る上での違いってあるものですか?

ルナ:
アルバム制作では、毎回大体のコンセプトを決めて作っていて、今回のアルバムでは、ソリッドで都会的なサウンドを目指していたので、そのあたりは違うかもしれませんね。

仕事でお承けした音楽を制作する場合は、制約がある場合が多いので、音楽的なクォリティはプロフェッショナルとしてキープしつつ、クライアントの求める音楽の方向性にあわせて作っていく感じですね。

某大学のウェブサイトや構内で流す音楽の制作を承けた際には、ドラムのサウンドは使ってはいけないという制約があったので、バンドサウンド以外の方向性で制作することを心がけました。

栗:
依頼を受けてBGMを制作する場合は、クライアントの求める音楽が必ずしもLu7の音楽と同じとは限らないので、違う形になることが多いですね。

w.:
では、Lu7の音楽はどのようにできあがっているのですか?

栗:
音楽性に関して、私たち2人の音楽はそれぞれで、ルーツも違います。けれど、音楽に対する考え方はかなり近い部分があると思います。方向性に関しては、毎回話し合いながら一致する部分で決めていく感じですね。

ルナ:
そうやって2人の音楽性をうまくミックスしてできたものが、Lu7の音楽なんだと思います。

w.:
音楽って、お互いのメロディを織り上げることで、また新しいものが生まれるところも、ほんとにステキですね。
ところで、ちょっと気になっていたことがあるのですが、ユニット名である「Lu7」の、大文字の「L」小文字の「u」そして数字の「7」には、どんな意味があるのでしょうか?

ルナ:
ユニット名を決めるに当たり、名前からはどんな音楽かよくわからない正体不明の感じにしたかったんです。

栗:
「元素記号とかいいよね」とルナさんが言ったので色々調べていたんですけど、なかなかピンと来るのがなくて。そんなときに、たまたまルナさんのメールアドレスが「lu7@...」だったことに目をつけました。

ルナという名前からきてるんですが、これだけ見るとなんのことだかわからないという。「これこそ正体不明じゃないか?」と。そんなわけで、Lu7は「ルナ」からきている文字であることには間違いないです。
だけど、読みは「エル・ユー・セヴン」。

ルナ:
大文字小文字の区別は、なんとなく見た目が良かったのでそうしました。

w.:
たしかに、Lu7って文字の並びもキレイですよね。それでもって、私はまんまとその仕掛けにはまってしまいました(笑)。では最後に、メルマガをご覧の皆さまへメッセージをどうぞ!

ルナ:
Lu7は、これからもリスナーの皆さんに一瞬でも気に入っていただけるような作品を作っていきたいと思っております。

栗:
これからもどんどん作品を発表していきますので、応援の程、宜しくお願いいたします。

w.:
これからも、ステキな音楽を作り続けてください。楽しみにしています♪

ヒグラシ

From Staff >>>...ki3e

8月の終わりが近づいているある日の夕方、
社屋の外からヒグラシの鳴き音が聞こえてきました。

今年の夏は、本当に暑い日が続いているのですが、
ヒグラシの響きは何とも透明感があり、涼しげで美しいです。
けれど、どこか遠い日の記憶に触れる感じもあり、
ちょっとした物悲しさもありますね。

厳しい残暑の日々が過ぎれば、季節はもう秋です。

e-LabLetter 第39号 2010/8/27(Fri)発行

 
 

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