2012/3/14

サイレントアップデートが行われます[vol.72]

こんにちは、e-ラボレターです。

金曜日にお送りする予定だったメルマガを
5日遅れでお送りしています。申し訳ありません。

小忙しい日々が続いているこの頃です。
やはり年度末だからでしょうか……。皆さまはいかがですか?
12月とはまた違った、何かに追われてる感じの強い3月です。

サイレントアップデートが行われます

マイクロソフトのウィンドウズで、この3月中旬から「サイレントアップデート」なるものが実施されます。
サイレントアップデート……なんだか不思議な言葉ですね。

サイレントとは、無音のこと。
ひっそりと、静かに……という印象がありますが、別にナイショというわけではありません。
マイクロソフトの公式ブログでも発表されています。
そしてアップデートというのは、ソフトウェアを新しいバージョンにすること。

ちょっと詳しい人からすれば「自動更新」と同じじゃん……となりますが
よくある自動更新は、ユーザーが自分でインストールのための操作を行う必要があります。
でも、サイレントアップデートでは、その段階がありません。
つまり、本人が気づかないうちに、自動的にソフトが新しくなっちゃうのです。

なにが、どう新しくなるかと言えば、おなじみのインターネット・エクスプローラーです。
これが、XPの場合はバージョン8に、ビスタの場合はバージョン9になります。
性能も安全性も向上するので良いことなのですが「おことわりナシ」なのには違和感があります。
実際、これはマイクロソフトにとってもイレギュラーな対応といえるでしょう。

どうしてこうなったのかといえば、多くの人がアップデートをさぼるからです。
古いブラウザは、ネット犯罪の温床となります。
このまま放置しておくと、ネット社会全体の安全性が損なわれてしまいます。

更新をしない理由は2つあって、ひとつは面倒だとか、よくわからないから、しない人。
もう1つは、仕事などでどうしても古いバージョンを使わなくてはならない人です。
仕事で古いバージョンを使う必要がある人には、ちゃんと更新をブロックする道も残されています。
これについては、マイクロソフトの公式ブログからリンクをたどってください。
http://blogs.technet.com/b/microsoft_japan_corporate_blog/archive/2012/03/06/internet-explorer.aspx

問題は、本来は行うべき更新を放っておいた人たちです。
ネットの世界では、安易に「はい」をクリックするのは危険です。
だからといって、なんでも「いいえ」で済ませるのも問題です。
できるだけ内容を理解する努力をして、その上で判断するようにしたいものです。

ネット社会は、市民が主体となって作り上げる民主主義社会の実験場のようなもの。
そういう意味では、マイクロソフトは随分と良心的に考えて、待っていたといえるでしょう。
性能の向上や開発者の負荷軽減というメリットもありますが、利用者として肝に銘じたいのは安全性。
ネットはみんながつながってできています。
そのことの意味をしっかりかみしめて、上手にネットを育てていきたいものです。(deltar.)

暖かい日と寒い日の差が激しすぎて

From Staff >>>...ki3e

先週は、強い寒気が日本に入ってきていて、
寒いは風が強いはで、体調を崩してしまいました。

体調が崩れると何もすることもできず、ただただぐったり……。
健康であることって本当に大切ですね。
皆さまくれぐれもお気を付けください。

暖かな日差しに包まれて気持ちよく過ごすことができる季節が、
早く訪れないかなぁと思うこの頃です。

e-LabLetter 第72号 2011/3/14(Fri)

 
 

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