2023/8/23
パソコンができたらITに強い?
- パソコンができたらITに強い?
仕事を聞かれて「ウェブサイトの企画や制作、システム開発をしている会社に勤めています」と答えると「IT技術やデジタル機器について何でも知っている」「何でも最新のものを持っている」というイメージを持たれがちです。
しかし、なんと! デルターの社長はフリック入力※ができません!! これはほんの一例で、仕事でデジタルの世界にどっぷり浸かっているからこそ、プライベートは意外とアナログな部分が残っていたりもします。今回は、スタッフ10名で実施したアンケート結果をもとに、デルターのデジアナ実態をお伝えします。
※
フリック入力とは?
1つのキーを上下左右に払うように押して入力する方法。左にフリックするとイ母音の文字、上はウ母音、右はエ母音、下はオ母音というように、ひらがなが割り当てられている。
お金にまつわるエトセトラ
電子マネーは全員利用しているのに対して、ネットバンキングの利用は7名に留まりました。利用しない理由は「ATMで十分」「よくわかってないから怖い」など。また、今回のアンケート項目には入れていませんが、普段の会話から投資にも二の足を踏むスタッフが多いようです。
次に、流行りのサブスクの利用は6名で、内容はほとんどが映像系でした。利用しない理由は「時間がなくて元を取れない気がする」「利用にバラツキがあっても、毎月定額を支払わないといけないのが嫌」など。また「最初はクーポンでお得感があったけど、それがなくなってからは月額に対してお得なのか微妙だなと思ってやめた」というスタッフも。
お金が関わる分野においては、便利さはもちろん「本当に自分に必要なのか?」という視点をもって選択しているように感じました。
- お金にまつわるエトセトラ
SNSや話題のchatGPT
仕事でも利用のあるSNS(コミュニケーションツールは除く)はというと、閲覧しているだけの人が5名、アカウントを持っているだけの人が4名、発信もしている人は1名のみでした。仕事柄、ものすごい量の情報に触れたり、お客様の情報発信のお手伝いをしたりしているため「仕事でお腹いっぱいだから、見る気にもならない」「プライベートにおいてまで情報発信したくない」というスタッフも。
そして、いま話題のchatGPTの利用は、4名と少ない結果に。chatGPTに限らず、画像生成AIにおいても、実務的なレベルは担当部署にお任せしているので、他のスタッフは必要に応じて取り入れていくというスタンスです。
そもそも、デルターの社長は「AI(Artificial Intelligence:人工知能)よりIA(Intelligence Augmentation:知識増幅)が大事」という考え。どんなに便利なツールが生み出されても、それを扱う人間の知恵が貧しければ、本来の力も発揮されないということです。
- SNSや話題のchatGPT
IT企業に勤めているのに!? 勤めているからこそ??
最後に、自由記入のコメントを紹介します。
・電子書籍もオーディオブックも便利だと思うけど、本は紙で読みたい派なので使っていません。
・今でこそカレンダーアプリを使ってるけれど、出始めた当初からしばらくは手帳で管理をしていました。カレンダーもメモも、データで入力したものは消えるかもしれないし、信用できないと思っていたんです。
・車を変えて、音楽がゼロになってしまった。聴くとしたら、SDカード、CD、Bluetoothのどれかだけど、すぐに使えたのはCD。これが一番お手軽です。
・いろんなポイントサービスや登録などをあまりしていないおかげもあって、ほとんど迷惑メールが来ません。システムの内部状態を推察できるからこそ、漏れるようなリスクを回避しているということです。
・フォーム入力の際、UIや入力手間が悪いと信頼性がなくなり、途中でやめてしまうこともあります。
- デジタルとアナログ
今回のアンケート結果を見て、どう感じたでしょうか? 周囲の方からは「IT企業に勤めているのに!?」と思われることも、自分たちとしては「IT企業に勤めているからこそ」という理由があったりもするのです。