2012/6/24

当たり前すぎて難しい、情報発信のツボ[vol.59]

こんにちは、e-ラボレターです。

ミント味のチョコレートは好きですか?
甘いチョコレートを食べた後に、
爽やかな香りとスゥースゥー感が残るチョコレートです。
昔からあるものなのに、なかなか受け入れがたかったのですか、
その味が最近少しわかってきた気がします。

当たり前すぎて難しい、情報発信のツボ

私たちは長い間「情報発信」という仕事をしてきました。
いつも「これってどうなんだろうか」とか、「情報発信の仕事のツボはどこにあるんだろう」と思いながらなかなかつかみきれないまま経験と勘でやってきました。

ところが最近、思わぬところから「答」がやってきました。
それは、ドラッカー博士で有名な「マネジメント」の世界にありました。
いま話題の『もしドラ』のドラッカー博士です。

情報発信の仕事のツボは「顧客への価値提案」。
つまりお客様(クライアントやカスタマー)に対して、「こういうことができます」とか「役に立ちます」といった、お客様にとっての価値をちゃんと伝えること。ただそれだけでした。

「ただそれだけ」と書きましたが実際にどれだけの企業や団体が、このあまりにも当たり前のことができているでしょうか。

仕事をしていると「Webで何をしたらいいのかわからない」という声を聞きます。
私たちはつい「技術」のことを伝えてしまいます。
「技術」つまり「できること」を陳列をしてしまうのです。

しかしそれは当然の行為ですし、それがいけないわけでもありません。
Webは元来、できることをWeb上に持ち寄って、新しい技術や価値を生み出す世界として登場しました。
ショーケースのようになるのは当たり前のこと。

新しい技術や装置が出るたびに、世間は驚き騒ぎ出します。
それにつられて、実際の市場も動きだし、経済効果へとつながります。
しかし、そのほとんどは一過性で終わってしまいます。
せっかくの技術も泡のようにその価値を失っていきます。

本当の価値。お客様にとっての価値というのは、技術とは違うところにあるのです。
それが「顧客への価値提案」ということでしょう。

考えてみれば初期のGoogleは、一般には理解しづらい企業でした。
けれど今では、さまざまな新しい技術を取り入れそれを駆使し、子どもから大人まで使える簡単で便利なサービスを私たちに提供してくれています。
ですが、実は彼らは私たちに「検索」という価値をひたすら提案し続けていたのです。

情報発信のツボ「顧客への価値提案」を中心に考えれば、やれることはたくさんあります。
BtoBであってもBtoCであってもBtoEであってもCtoCであっても、常に顧客への価値提案をすることによって、さまざまな機会は作られていくでしょう。

しかし、この「顧客への価値提案」へ意識を切り替えるというのが難しい。
「技術を伝え届けるともに顧客への価値提案を行う」
この絶妙な勘所が重要になってくるようです。(deltar.)

暑くなってまいりました

From Staff >>>...ki3e

自宅に帰り扉を開けるとモワっとした熱気が部屋から出てきて、思わず避けてしまう日々が続いています。

その日も意を決して室内に入り、窓という窓を全開にして、急いでサーキュレーターで空気を流していました。

しかし、外の方がまだ涼しい。なかなか部屋は冷めません。
困ったなと思いながら、まあ少しはマシかと家事を始めてみるのですが、体に熱がこもった感じで頭痛がし始めます。
(ん? 大丈夫かな自分)と思っていると帰ってきたツレが「おいおい、この部屋暑すぎるよ」といって入ってきました。

ボーっとする意識の中(あれー、やっぱりー)っと思っていると、エアコンをつけてくれ、しばらくすると頭痛も治まりました。
数十分つけていると部屋も冷え、エアコンを切っても窓を開ければ、それなりに過ごせます。暑いは暑いですが。

なんでもかんでも我慢してはいけませんね。
電気を使うことに気がとがめるのですが、ちゃんと工夫して上手に使うことを心がけたいと思います。

e-LabLetter 第59号 2011/6/24(Fri)発行
 

 
 

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