デルター社長の機器購入奔走記

デルターでは、ここ数カ月の間にかなりたくさんの機器を購入して、設置したり使ってみたり、時には「失敗だったな」と凹んでみたり、ということがありました。先頭を切って奔走してくれた社長にインタビューしたので、ご紹介します。

新型コロナウイルスの出現により世界が大きく変わり、デルターでもリモートワークが余儀なくされました。スタッフはパソコンを自宅へ持ち帰り、必要な人はモニターも持って行き、新たなワークスタイルにシフトしたのです。
最初に購入したのは、ウェブカメラとスピーカー、そして昇降デスク。社長がリモートワークで懸念していたのは、しばらくは自宅の家具で仕事ができていても、だんだんと体に不調が出るのではないかということでした。スタッフの中には、自ら会社のオフィスチェアを自宅へ運んだ人もいました。
そこで「昇降デスクも買ったから、自宅で使いたい人は持って行ってね」と声をかけるも「家に置ける場所がありません」「家に入れるなら今あるものを処分しないと」と、結局は誰も使わず……。現在は、社長自らが自宅で使っています（泣笑）。

次に購入したのが、ビデオカメラやスイッチャーなど、オンラインセミナーのための動画撮影機器でした。デルターでは過去にも業務として動画撮影をしていましたし、一通り知識もあり、社長が自宅で個人的に使っていた機材もあったので、まずは本当に足りないものだけを買い足すことに。
ところが、新製品がいっぱい出ていて、何を買ったらいいかわからない！　英語でしか表示されないことに気づかずカメラを購入してしまい、スタッフの手を煩わせたことも……。マイクはノイズに悩まされ、最終的にコレだというものに辿り着くまでに4種類も買いました。
VRゴーグルは購入手続きまで行きましたが、メーカーの信頼度が低く、結局断念。何かひとつ買うたびに、帯に短し襷に長しという状況になり、最初は楽しかった選定＆購入が、どんどんつらくなっていったそうです。

最後にまとめて購入したのは、パソコンとモニター類です。デルターは2020年まで、長期に渡るシステム開発に取り組んでいました。それなりの投資をしていたため、機器購入の資金が潤沢になく、限りある財源の中でひとつひとつの機器を大切に使ってきました。それらが開発期間の終了を推し測ったかのように、順々に壊れ始めたのです。
パソコンを買って、iPadも買って、ケーブルも買って、でも規格がいろいろありすぎて訳がわからなくなって、せっかくOAフロアなのだからと床を這いずり回って配線したら腰を痛めて……。そういえば、モニターを落として壊したこともありました！　それでも誰も、社長を責めるスタッフはいません。「社長の骨が折れたりしなくてよかった～」と言うくらい、今回の一連の機器購入は、本当に骨の折れるものでした。

機器購入では、お金がどれだけ出ていくかを考えて、機器を初めて使うスタッフでも早く馴染めそうなものを選び、それらを活用してお客様に提供するサービスとしての安定性や信頼性も考えなければいけません。購入が落ち着いた現在、本当に無駄になってしまった機器は、ひとつもありません。
まだあまり活用されていないものがあり、それを見て社長が気落ちしていると、あるスタッフから「今までも、すぐに使われなくても、あとあと別業務で使ったりしているので大丈夫ですよ」と声をかけられて、救われたというエピソードもありました。
それに、新しいものを購入した分、空きスペースに置きっぱなしにしていた不用品を処分し、そのスペースを生かして動画撮影ブースも完成。デルターの財務大臣からは「機器購入した分、デルターのできることもクオリティも上がって、会社そのものの価値が上がりましたね」という言葉をいただきました！　その価値を上げ続けるために、邁進する日々です。