
2012/11/6
しあわせってなんだっけ?[vol.20]
こんにちは、e-ラボレターです。
人は、ときどき「しあわせ」ってなんだろう?
と考えることがあります。
人それぞれにその感じ方は違うと思いますが、
忘れてはいけないものをひとつ、教えてもらいました。
しあわせってなんだっけ?
先日、お坊さんからある昔話を聞きました。
『花咲かじいさん』のお話です。
そのお話自体は、
♪裏の畑でポチがなく~、正直じっさんほったらば~、
大判小判が、ざぁーくざーく、ざっくざく♪
っていうものです。
お坊さんはこれを不思議に思ったそうです。おじいさんは、毎日、裏の畑へ行っては畑を耕しています。そこへひょっこりあらわれたポチが、いつも自分たちが耕している場所を指して、「ここ掘れワンワン」というわけです。
それを疑うことなく「なんじゃなんじゃ」と、素直に掘り起こしたおじいさんは、大判小判の“宝”を手にすることができました。
ポチが来ただけで、宝の山が出現。
ポチが拾ってもらったお礼にと、わざわざ穴を掘って宝を埋めたのか?
いやいやそれでは……。
畑は、おじいさんとおばあさんが、いつも過ごしている場所を指していて、「人が追い求める『しあわせ』は、自分たちの身近なところにある」。
ポチは、そのこと教えてくれているのだと、花咲かじいさんのお話を通して、お坊さんは説いてくれました。
しあわせにはいろいろありますが、このお話を聞いて、毎日を無事に過ごすことができている、当り前のしあわせを感じました。
このしあわせは、お金を必要としないし、自分が何かを犠牲にしなくてもいい、誰かから与えられるものでもない。自分の中から生まれてくる確かな「しあわせ」です。これは、何かによって壊されるものではありません。
それに、自分を強くもしてくれます。
ですが、当たり前なだけに日常に埋もれてしまいます。そのために、変わり映えしない何もない毎日に、つらくなることもあります。
けれどそんなときでも、ポチが教えてくれた場所を掘り起こせば、いつもそこにはちゃん「しあわせ」があるはずです。それを見つけることができれば、冷えた体もあったかくできる。そんな気がするのです。( w. )
11月ですね
From Staff >>>...ki3e
北海道や東北で、雪が降ったというニュースを見ました。
木枯らし1号も吹いて、もうすっかり冬なのか……。
今年は、紅葉お預けだったなと思っていました。
ところが、通勤で使っている道の街路樹はきれいな赤色。
ニュースの世界と現実とを、
危うくいっしょくたにしてしまうところでした。
家では、ストーブやコタツを出して冬支度をしています。
さっそくコタツにもぐって、
ホクホクしている子どもたちがいました。
秋は深まり、すぐそこまで冬がきている岡崎です。
e-LabLetter 第20号 2009/11/6(Fri)発行