2012/12/4

12月の探し物[vol.22]

こんにちは、e-ラボレターです。

12月を師走と呼びますよね。
「年末はみんなが忙しく、普段は走ることのない師匠までもが、走り回るほど忙しい時期だから“師走”っていうんだよ」と小学生のころ先生から聞いたことがあります。
私はこの時期、ある物を探して走り回ります。

12月の探し物

12月に入ると、はじめることがあります。
それはクリスマスプレゼント探しです。

私にはふたりの姪がいて、8年ほど前からあるきまったものをクリスマスにプレゼントしています。それは「本」です。
ちなみに、彼女たちに本を選ぶ権利はありません(笑)。

はじめてプレゼントしたときは「えー、本」という残念な声が聞こえてきました。やっぱり本には興味がなかったか。と思いましたが、数日後、楽しそうに本の感想を話してくれました。翌年からはクリスマスシーズンになると「今年はどんな本?」と軽いプレッシャーをいただきます(笑)。

本を選ぶのには3週間くらいかかります。
まず、あらためて彼女たちの様子を見ることからはじめます。
どんな小物を持ってるか。
どんな服を着てるか。
どんな顔つきをしているか。
どんな話し方をしているか。

探し始めは、やっぱり人気の本に手が伸びます。本を手にしたとき、彼女たちのことが自然と頭に浮かびます。
そして、今どんなことを知ってほしいか、大きくなって大切にしてほしい気持ちはどんなことだろう? そんなことを考えます。

すると、思いつきで選んだ本が合わないことに気づきます。
ここからが大変です。
パラパラとページをめくり、ざっと内容を読んでみたり。
本の手触りや大きさ、重さを考えたり。
大きな本屋さんなら、店員さんに相談することもあります。
年齢と性別を伝えれば、いろいろ紹介してくれる心強い存在です。

そして、じっくりとひとり一冊ずつの本を選びます。

なかなか決まらないとしたら、彼女たちのことをあまり見ていないから。そんなときは、遅ればせながらたくさん話をして、その時間を埋めていきます。
毎年、選んでいるときにはいろんなことが起こりますが、最終的には毎回「これだ!」という本とめぐり合うことができます。

さてさて、今年はどんな本になるのかなぁ。( w. )

年末は

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12月は、私にとって他者との関係をあらためて思い返したり、考えたりする機会が多い月です。

先日テレビで、年末は輸血用の血液が不足するという話を目にしました。
血液センターの方たちが、在庫不足で分刻みの調整している姿をみて考えさせられました。その向こう側には、一刻を争う事態があることも。

「ものすごく痛そう。クラクラしたら嫌だな」
ただそれだけの理由で、恥ずかしながら私は献血をしたことがありません。
今でもやっぱり、ためらいがあります。
でも、献血できる年齢になってから、ずっと気にかかっています。

この小さなハードルを早く越えたいです。

e-LabLetter 第22号 2009/12/4(Fri)発行

 
 

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