2018/06/20
人間とシステムが織りなす高速サイト構築
- 人間とシステムが織りなす高速サイト構築
ときどきやってくる「急ぎ」の仕事。それは自分たちの効率を検証する、貴重な機会でもあります。今回は「社内で検討するので、できるだけ速く試作して!」というものでした。ボリュームは30ページちょっと。2人がかりで、なんと2日でアップできました。もちろんスマホ対応です。以前の感覚からすると、やってる方も変な感じ。どうして? という気持ちで再検証してみました。
サイト構築は料理のように
担当したパートスタッフに聞いてみると「感覚としては、中華料理を作ってる感じなんです」とのこと。材料の下ごしらえがしてあって、レシピがわかっていれば、ぱぱっと手早く一連の動きをして「動き終わった後にはできちゃってるという感じ」なんだそうです。
実際、料理に近いという感覚はよくわかります。近くで見ていても「手際が良い」という印象で、バタバタした様子はありません。サイトマップがレシピ代わりで、そこには調理に必要な情報がすっきりまとめられています。一緒に作業をしていた制作部長は「作業途中で出力したページや素材が並んでるのは、なんだか調理台の雰囲気に似てるかも」と言っていました。
アナログな感覚にデジタルを活かす
デルターでは、こうした生活感のあるアナログな感覚を大切にしています。出力した資料を広げれば簡単に全体を俯瞰できます。これはどれだけモニターサイズが大きくなってもできません。人には人の得意なことがあり、物には物の、システムにはシステムの得意なことがあるのです。
高速化の要となったシステム担当も「みんなから繰り返し頼まれることがあったんで、みんなの仕事ぶりを観察して、便利機能をシステムにした」と言っていました。実際の作業が仕組み化されていたり、標準が整備されていたりしたので、プログラミングもしやすかったそうです。
人もシステムも扱いやすい情報の形
考えてみればデルターでは、ホームページ用の情報を収集するところから「作業者とシステムが処理しやすいように」という配慮を織り込んでいます。それは書式やサーバのフォルダ構成にも反映されています。その積み重ねが、結果としてこうした速度を生み出しているのだと思います。
……と、社長に話したところ「それ、狙ってるんだよね」とニンマリ。「無意識のうちに現代人は、人間対システムという構図を描いちゃうんだよね。機械化やAIが目指す自動化とかさ。でも本来は共存できるはず。ルールだって人を縛るものじゃなくて、それがあると便利だから生まれたんだよ。人もシステムもルールも助け合えばいいんだよ」と。ここから先は長くなるので割愛します(笑)。
インタビュアー:u2
- u2
表現制作部に所属するパートスタッフ。ライティング担当で、膨大な情報を吸収して分かりやすい文章にアウトプットしてくれる。
hi3
- hi3
表現制作部部長。企画を現実的な形にする制作現場をまとめる司令塔。スピードとクオリティをバランス良く保ちます。
sug1
- sug1
表現制作部に所属するパートさん。ビジュアル担当で、画像補正が大得意。新入社員の指導もしてくれる大ベテラン。
k2
- k2
代表取締役社長でデルターの創業者。スタッフ一人ひとりの育ちを感じるのが、何よりも楽しみ。
なおメルマガでは、割愛した社長のお話にフォーカスしています。人間とデジタル技術の関わりに興味のある方は、ぜひご覧ください!