2020/10/28

デルターのリモートワーク事情(前編)

デルターのリモートワーク事情(前編)
デルターのリモートワーク事情(前編)

新型コロナウイルスが確認されてから、まもなく二度目の冬が訪れようとしています。一時よりは自粛が緩和されていますが、もはや「会うことが贅沢」になってしまいましたね。今もなおリモートワークを続けているデルターから、私たちが「今」感じていることを前後編の2回に渡りお届けします。

「会う」が「会える」に変わってしまった

「会うことが贅沢になっちゃいましたね……」
一人のスタッフがポツリとこぼしたこの言葉に、その場にいた全員の心が打たれました。特に遠方の人やコロナの感染リスクが高い人とは、会いづらくなっていますよね。誰かと会うにも動機と目的が必要となってしまった今、デルターでは月に一度出社日を決めて、全社会議の後にみんなで食事をするようになりました。もちろん密にならないように、でもコミュニケーションの密度は上がるように。

月に一度の食事会
月に一度の食事会

リモートの世界は、よりハッキリした動機と目的が問われる

普段はリモートワークを主体としている中で、いかに「非言語コミュニケーションが大事か」を痛感しています。「目は口ほどに物を言う」という言葉もあるように、表情やしぐさ、態度から伝わる情報のどれだけ多いことか。
しかし、リモートではすべてを言語化しなければなりません。しかも、誰かと会うよりもハッキリとした動機と目的が問われます。隣に居れば声を掛けて10分で終わる相談も、今は工夫が必要。特に、意見やアイデアをすり合わせながら形を作っていく仕事は、離れていると難しいものです。
オンライン会議はもちろんしていますが、それぞれの手元にあるメモがカメラに映らないことが実は大打撃でした。打ち合わせ中のメモ、これが実はアイデアの宝庫なのです。そのアイデアがイラストや図になっていたりするので、対面であれば自然に目に入り、共通理解をグッと深めてくれていました。
そのため、オンライン会議でも積極的にメモを見せ合う中で「この画面をキャプチャすれば、すぐにデジタル化できるじゃん」というリモートの利点に気づき、描く→見せる→キャプチャを取る→共有サーバーに保存するという流れが定着してきました。

画面越しにスケッチを共有
画面越しにスケッチを共有
画面越しにモニターも共有
画面越しにモニターも共有

リモートワークだからこそ、情報交換の時間が大事

もともと必要性を感じながらもおざなりにしてしまっていた問題点が、リモートワークによってより鮮明にあぶり出され、本腰を入れて取り組む良いきっかけとなった出来事もありました。
デルターは専門職が多いので、各領域のスタッフが責任を持ってやっています。しかし、複数の専門領域をまたぐ内容で且つ枠組みがハッキリしていない業務では「それぞれの責任は果たしているけれど、全体としてのまとまりに欠ける状態」になってしまうのです。しかも、それに拍車をかけているのがリモートという現状。
そういうとき専門職のスタッフで話しても、往々にして紛糾しがちです(笑)。なので、先にアシスタント的な立ち位置のスタッフで、ふわっとした話をしながら要点をまとめると上手くいきます。
試しに、ある業務上でやってみたらとても感触が良かったので、週一で開催することに。その名も、モヤモヤを「するっと会議」。今後は、具体的な仕事一つひとつが目的ではなく、いろいろな仕事をスムーズに進めるための情報交換や要点のまとめをする場となります。
これは、通常業務の中でも贅沢な時間の取り方です。しかも「この会議は直接会わないと、できない」ということで、さらに贅沢な時間となりました。こういう時間をあえて確保できるのは、普段から動機と目的をハッキリさせて、業務効率を上げているからとも言えますね。

撮影もリモートで!
撮影もリモートで!

 
リモートワークになって変化の絶えないデルターですが……。これが吉と出るか凶と出るか? リモートワークを続けるのか、やめてしまうのか!? 続きは次回の後編で!
 

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