2021/12/22

校正は間違いさがし?

校正は間違いさがし?
校正は間違いさがし?

みなさんの職場で、新人にまず最初に教えることって何でしょうか? デルターでは、それが「メモの取り方」です。それに続くのが「電話対応」や「校正」。
実は今夏、デルターに新しい仲間が加わりました! 少し前に校正の指導も行われ、実際に校正すること数回。ちょうどコロナ関連の規制も解除されたので、久しぶりに座談会を開催し「校正」について語り合いました。

左からシステム新入社員のn0bu、ライターのyu3ko、制作のm1ka、社長のk2
左からシステム新入社員のn0bu、ライターのyu3ko、制作のm1ka、社長のk2

校正や動作確認には、やっただけの価値がある

n0bu:校正って聞いて、最初は単純に誤字脱字の修正と思ってましたが、今は「できたものをお客様に当たり前に使ってもらえることが第一なんだな」って思い直しました。そのためには、どんな些細なミスもなくすのが大事だし、おろそかにしてはいけない。
校正ルールが作られているとか、みんながそれを守るとかっていう積み重ねがあって、お客様にきちんと使ってもらえるサイトや冊子、システムができてるんだなって、ひしひしと感じています。
k2:そう、システムでは校正というより動作確認なんだけど、本質的には同じこと。無意識的なミスを犯さずに安全に操作できるのか、作業効率に問題はないか、そういうことをチェックする。
過去のデルターは作るのに必死で、動けばよしなところがあった。でも今は、責任がある大きな仕組みを扱うようになって、きちんと検証することの重要性を骨身に染みて感じてるよね。検証にはものすごい時間と意識とエネルギーが必要だけど、それだけのことをする価値をみんなで共有できてると思ってる。

デルターのニューフェイスn0bu
デルターのニューフェイスn0bu

校正も十人十色の個性あり

m1ka:さっきのn0buの話を聞いて、私も最初は間違い探し感覚だったなってことを思い出しました。でも今は、雰囲気をよく見るようにしています。あと目を細めて見ることで、ページ全体のトーンの濃淡というか、メリハリが見えてきて、目をしっかり開いて見るのとは違う見方ができます。
k2:へぇ~、その見方は初めて! だけど、バランスを見るには最高の方法だね。あえて見えにくくすることで、全体最適が取れているかが浮き彫りになる。
m1ka:そうなんです。盛り上がりのある場所・注目してほしい場所が見えやすくなります。あと、文章面では一文字ずつの間違いももちろん大事ですが、知らず知らずのうちに不快さを与える部分がないかとか、読者がどう感じるかを気にかけていますね。
n0bu:みなさん、校正に個性がありますよね。初心者としては、みなさんの校正内容を見ることが、すごく勉強になります。こういう視点もあるんだなとか、次はこういうことも注意して校正しようとか、そういうきっかけになってますね。最近、印象的だったのは改善の指摘ではなくて、褒めるような言葉が書いてあったことです。

ニューズレターの校正よりよくなっていく過程がわかる
ニューズレターの校正
よりよくなっていく過程がわかる

校正は作り手のためのセーフティーネット

yu3ko:いいところに気ずいたね! 一般的には、校正=ダメ出しっていうイメージが強いかもしれないけど、いいところを褒めるのもすごく大事。
k2:肯定=ここは変えなくていいっていう、確定情報になるでしょ? いつも言ってるけど、校正を受けてどうするか、最終的には作り手に決定権がある。よりよくすることと別物にすることって全然違うし、校正を何のためにやるかって、よりよくするため。そのためには「ここは変えなくていい」っていうのが、すごく大事になってくる。
yu3ko:この10年くらいで、デルターの校正力は格段に上がりましたね。口伝だった校正ルールも明文化されたし、社会性や倫理性の判断力も鍛えられたし、校正者が読者・作り手・他の校正者の立場にも立てるようになった。その校正力がセーフティーネットになってるから、作り手は作るモード全開で突っ走れるところがあると思います。
n0bu:校正には、そんな役割もあるんですね。僕も一人前にセーフティーネットの役割を果たせるよう、これからますます校正力に磨きをかけていきます。
 

校正の指示出しシートチェックしてほしいこと、感じたことを共有できる
校正の指示出しシート
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