2020/12/1

【vol.49】梅は酸い酸い十三年

2020年12月・2021年1月のニューズレター

梅は酸い酸い十三年
梅は酸い酸い十三年

梅は酸い酸い十三年

ほじょう花もなければ、実もない僕ら。
見えないところで根を張って、
水や養分を吸い上げる。
つらい日には思い出す。
初めて実を結んだ日を。

酸いの甘いのと言うけれど、
酸い酸いを重ねた月日を思えば、
オフシーズンもどうってことない。
だって僕らは知っている。
「努力は実る」ということを。

なによりも
僕らを世話してくれる人がいる。
肥を入れ、虫を払い、枝をそろえる。
僕らが育つ圃場の整備に精を出す。

その気持ちに応えたい。
酸い酸い実じゃない、
甘酸っぱくて美味しくて
きれいな実を結ぶため、
僕らは今日も頑張れる。

でるたーより

「桃栗三年、柿八年」ということわざは、みなさんご存知ですね。これは、果樹を植えたら実がなるまでに相応の歳月がかかることから「何事も成就するまでには、相応の歳月が必要だ」ということを表しています。
実は、これに続きがあるのをご存知ですか?「柚子は九年でなりさがる。梅は酸いとて十三年」や「梅は酸い酸い十三年、梨はゆるゆる十五年、柚子の大馬鹿十八年」など、地域によって果樹や年数に違いがあるのも、おもしろいところ。

この一年、梅畑の様子を追ってきてつくづく思うのは「良い結果を得るには、良い要因を作るしかない」ということです。しかも、作り続けるしかありません。持続していくうえで大切なのは、良い要因作りを「大変」と思うのか「やれることがたくさんある」と思えるのかということ。
あわてず、あせらず、あきらめず、日々の小さな積み重ねを集めて、努力の実を結びたいものですね。

次回は2月にお届けします。
どうぞ健やかに、お過ごしください♪

梅は酸い酸い十三年
梅は酸い酸い十三年
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