2012/7/3

あさげ・ゆうげ[vol.12]

こんにちは、e-ラボレターです。

季節は夏です。
みなさんは、ちゃんと食事がとれてますか?
暑さのせいで食欲がないからといって、
何も食べないでいると夏バテになってしまいます。
それなら冷たくてノド越しの良いものをと、そうめんや冷麦といったあっさりしたものばかりでは、十分に栄養がどれず、体を壊してしまいます。
しっかり食べて栄養をとって、夏バテを予防しましょう!

あさげ・ゆうげ

昔は、朝食・夕食のことを「あさげ・ゆうげ」と呼んでいました。
いつごろからか、このような言葉はきかなくなりましたね。
「あさげ・ゆうげ」という響きには、不思議な魅力があります。まな板の音、お味噌汁の香りや温もりを感じます。「ゆうげの支度ができたよー」なんて声をかけられたら、妙に食欲もわいてきます。
といっても、この体験の記憶がなければ、このような反応はないのかも知れませんが……。

ちなみに、昼食を指す「ひるげ」という言葉もあります。この言葉は、古くからあったわけではないようです。日本人が、お昼に食事をとるようになったのは近年のこと。電気が普及して人々の活動時間が長くなり、昼食をとらないと、1日の生活に支障が出るので、とるようになったとか。
食べるということは、人が生きていくうえで欠かせないことですしね。

ところで、食事をするときには、いま自分が何を食べているのかを自覚することが大切だそうです。食事のときに「ごはんができたよー」といった声を聞く、つまり「音」を聞くことで、体は食事をする準備を始めます。
「今、お米を食べているな」とか「今日のお米は甘いな」とか、
食べ物と会話をしながら食事をすると、体への吸収が良くなります。実は、ただ食べるだけでは栄養が上手に体を巡らないのです。

嘘か誠か、でも実際このように食事をとると、指先まで食べたものが届いた感じがします。ゆっくりと味わうことができ、満腹感も違ってます。食事というのは、耳、目、鼻、口、いろいろな器官を刺激しながら、楽しむことが大切なんですね。
普段テレビを見ながら食事をしていたら、時にはテレビを消してみるのも、良いかもしれませんよ。

朝、昼、晩の食事に、耳を傾けてみてください。
味わいも、これまでと変わってきますよ。( w. )

体の冷やしすぎには、ご注意を

From Staff >>>...ki3e

夏が旬の食材には、キュウリやトマト、ナス、スイカなどがあります。これらには、体を冷やす効果があります。ちゃんと暑い夏に実るようになっていて、よくできてますよね。
夏に食べるにはうってつけの食材です。

ただ、現代では冷房設備が整っているので、これらをとりすぎると、体を冷やしすぎてしまうことがあります。
ちょっと体がだるいなと感じるときには、疲労回復に有効な栄養素のビタミンB1、B2が含まれる「豚肉」と、体を温める作用とビタミンB1の吸収を良くする「ニンニク」を炒めて、食べてみてください。
塩・コショウ・レモンの簡単な味付けでもおいしくいただけますよ。

こんな具合に食事を工夫して、元気な夏を過ごしましょう♪

e-LabLetter 第12号 2009/07/03(Fri)発行

 
 

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