
2018/05/16
デルターオリジナルの積算システム
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- デルターオリジナルの積算システム
近ごろデルターでは、自社オリジナルの積算システムを構築しました! これは今までの経験則も混じえた見積りを、プログラムに落とし込んで効率化したスグレモノ。そこで構築までにどんな道のりを経てきたのか、お客様へどんな見積書を渡せるのかを語り合ってもらいました。
根拠をもったデザインの価格表づくり
jun1:そもそも、いつごろから積算システムがいるって考えていました?
k2:実は、起業当時から発想はもってたんだ。デザイン業界の価格って、他の産業と比べるとけっこう根拠があやふやだと思ってたから。
n0ri:デザイナーの技量によって作業時間も品質も変わるから、数字が暴れやすいんですよね。
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- k2:デルターが培ってきたノウハウの結晶!
izu3:それにWebサイトやポスターといった形になるまでは、途中で手にとって確かめられないし。人によって、価格への感覚的な違いが出てきちゃう。
k2:そうそう。デザインは産業ではなく芸事になってた。でもそれじゃあ、世の中に質の高いデザインが定着しないと思ったんだ。だからまず単価レベルの価格表を作ろうとしたけど、そこに至るまでにすごく時間がかかった。
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- n0ri:できたとき「俺天才かも」って思った(笑)
n0ri:その価格表を作れたのは、デルターの仕事のルールとかDaaSとかを構築できていたのが大きいですもんね。そういう下地のおかげで、一つひとつの作業の中にあるさまざまなタスクを洗い出して、業務体系の中に位置づけ直して、単価をつけて……。いわゆる正規化ってやつができたんです。それをプログラムに落とし込むことで、この積算システムが出来上がりました。
k2:おかげで面白いものができたよ~。自前のツールを使って、作業と時間がこれだけかかるという根拠が出せる。あとはどう段取りを組んで見積もるかだから、現場も工夫がしやすいよね。
お客様もデルターも納得できる見積書
izu3:積算システムのおかげで、デザイナーに事細かに聞かなくても見積書が出せるようになりました。しかも企画を実現するために、何にどれだけ費用がかかっているのか一目でわかるようにもなったんです。
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- izu3:お客様のニーズに応えやすくなりました♪
k2:お客様にとってわかりやすいのは、見積書の項目が「制作費」「ドメイン費」みたいに、一般的な名称と一緒だからだね。しかもその名称が、たくさんあるタスクとすべてつながっている。
n0ri:ただ専門的で細かい項目を見ても、お客様にはピンと来ない見積書になっちゃいます。システム化するときは、お客様にとって必要な情報とデルターの内部情報が混ざらないように注意しましたね。
izu3:そういうことができてるから、見積書の作成時間も速くなってます。なぜこれだけ費用がかかるのかっていう質問にも、根拠があるから説明しやすい。
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- jun1:お問い合わせお見積もりは無料です!
jun1:そうそう。営業としてもお客様のところに持っていきやすいんです。ぼんやりと制作費がかかりますじゃなくって、この企画のどこにどれだけのお金がかかるかを説明できます。だから納得性が高いんです。
k2:企画のどこを重視するか、タスク一つひとつの単価レベルまで追っかけられるから、交渉もしやすいよね。
Webサイトがより計画的に作りやすくなる
n0ri:見積書と企画書が最初にしっかり立ててあるので、先方でできる作業を分担したり、今できない部分は来年度以降にしようっていう判断もできたりしますよね。
izu3:実際に「小さく始めて、だんだんと大きくしていきたい」というお客様もいらっしゃったんです。そのときこの積算システムのおかげで、何をどこまで行って、費用がいくらになるかがすぐにわかりました。だからお客様に対して、制作後の運用計画も伝えられたんです。
jun1:サイトマップと見積書が紐付いているから、お客様もそういう優先順位が決められると思います。他にも納期の調整とか、どういう風にWebサイトができるのかも検討しやすくなるかもしれないですね。
k2:どのお客様にも公平に、これだけお得になる、論拠もちゃんとあるというのがわかる。この積算システムは、デルターの意思のかたまりだよね。本質的に何が大事なのかを積み上げてきてるから、すごく生き生きとしたシステムになってる。これは業界のスタンダードになりうると思ってるよ。
jun1:確かにそうですね。まずはデルターがしっかり使っていきましょう!
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- ご要望に合わせて、項目の細かさを調整できます
インタビュアー:u2
表現制作部のライティング担当。膨大な情報を吸収して分かりやすい文章にアウトプットしてくれる。
k2
代表取締役社長でデルターの創業者。スタッフ一人ひとりの育ちを感じるのが、何よりも楽しみ。
n0ri
電脳開発センター長。ライターとして入社するも、少しプログラムをやらせてみたらスポンジのように吸収して、今やデルターの開発担当としての座を揺るぎなくした男。
スタッフ紹介ページ
jun1
提案推進部 部長。一般的な営業というより、お客様とデルターの架け橋のような存在。今日も元気にお客様のもとを訪れます。
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izu3
実現支援部所属のカスタマーサービス担当。お客様からの依頼を的確に差配して、良質なサポートと安心の笑顔を届けます。
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なおメルマガでは、新積算システムに至るまでの苦労話にフォーカスしています。苦節三十ン年の取り組みを紹介していますので、ご覧ください。