2024/8/1
【vol.71】湯気を転じて口福となす
2024年8月・9月のニューズレター
湯気を転じて口福となす
今から、すっごくあたりまえのこというけど、そうめんって茹でないと食べられないの。
食べるだけの人は「暑いからそうめんがいいー」とか気楽にいうけど、作る人は汗だく必至。
しかも、そうめんだけじゃ味気ないから、天ぷらとか揚げはじめちゃった日には着替えが必要。
でも、だからってそうめんが嫌ってわけじゃなくて、汗をだらだらかきながら必死に茹でて、キンキンに冷やしたそうめんをすする爽快感はたまんない。つまり、作る人が一番おいしく食べられるってことよ!
でるたーより
「禍を転じて福となす」は、とてもポピュラーな言葉ですが、その原典は中国戦国時代に記された『戦国策』。それによると「智者の事を挙(あ)ぐるや、禍を転じて福となし、敗に因(よ)りて功をなす」とあり、これまたポピュラーな「失敗は成功の母」につながっています。
後者の語源はかの有名なエジソンですが、彼に見習いたいのはそのマインド。失敗してから巻き返そうとするのではなく、そもそも失敗を恐れないこと。「失敗? これはうまくいかないということを確認した成功だよ」と思える前向きな気持ちこそが、大成功へと導いてくれるのだと思います。
今では「失敗学」もかなり浸透していますが、それによると失敗は良い失敗と悪い失敗に分類されます。悪い失敗は、無知や不注意、誤判断などから起きるもので、経験する必要のない失敗。良い失敗は、未知への挑戦によって起きるもので、人に大きな学びをもたらす失敗。
失敗を恐れず、良い失敗を重ねることで、成功をつかみとりましょう!
次回は10月にお届けします。どうぞ健やかに、お過ごしください。