2025/10/22

色眼鏡なしの出会い

色眼鏡なしの出会い
色眼鏡なしの出会い

育休復帰したIさんから、キャリア入社したOさんに直撃インタビュー。前回はOさんが感じたカルチャーショックを中心にまとめましたが、今回はそのギャップに慣れていくための努力についてご紹介します。

インタビュー前編はこちら

育休復帰と転職の共通点

O:Iさんは産育休から1年半ぶりの復帰でしたが、どうですか?
I:脳が壊れてますね。全部忘れちゃってて、基本の操作みたいなこともわからなくなってて、慌てました。今は少しずつ脳を修復してるところです(笑)。実は、私の育休復帰もOさんの転職も〈順応していく〉っていうところが似てると思ってたんだけど、Oさんの順応力が高すぎて驚いてます。会社に馴染むために、努力したことってあるんですか?
O:まずは、会社の考え方と仕事の流れを吸収することに集中しましたね。最近はお客様のサポートもしていますが、最初に取り掛かったのは経理で、お金の流れを見ると会社のことってすごくよくわかるんです。取引先のこともわかるし、労務関係もやるのでスタッフのこともわかって、すごくいいポジションで入社できたなって思ってました。
I:私との初対面は、育休関連の書類のためでしたね。初めて会うはずなのに、心の扉がパーパーに開いてるなって思って、私もつられて開きました(笑)。

〈事実〉と〈自分の解釈〉の書き分け

O:新しい人との出会いって、嬉しくないですか? みんな育った環境や価値観が違うから、誰もが新しい情報を提供してくれる人なんです。交わることで、気づきや変化のきっかけができて、自分の世界が広がっていくので、Iさんに会うのが本当に楽しみでした。
I:めちゃくちゃ前向きですね。でも、なんか違うなって思うと、色眼鏡で見ちゃうことってありませんか?
O:あります、あります。でも、人と関わるときに〈相手をきちんと見ること〉が大事だと思ってて、違うと思うと色眼鏡で見てしまうので、この人はこうなんだなって思うようにしてます。
I:ちなみに、色眼鏡をかけてしまったときの対処法ってありますか?
O:ありますよ。頭をよぎることを書き出すんですが〈事実〉と〈自分の解釈〉を書き分けるんです。もし嫌なことがあっても、自分の解釈に過ぎません。それよりも、してくれたということや、何かにつながるきっかけになったといった事実に着目します。おもしろいのは、嫌だったことも自覚したり腑に落ちたりすると、自然に薄れていくことです。

人生に役立つヒントになればいい

I:子どものころからそういう性格なんですか?
O:全然違います。昔は人に興味がなかったし、関わっても気を遣うだけで楽しくなかったです(苦笑)。
I:え、今とは別人ですね!? 何か変わるきっかけがあったんですか?
O:前の職場の上司で、ストレートに愛情の豪速球を投げてくる方がいたんです。その方との関わりを通して、人と一緒いることも楽しめるようになりました。ちゃんと人を見ようって思ったら、自分の中の壁にも気づけたんです。
I:過去の経験があるから、出会いに前向きなのかもしれないですね。新しい人と会ったり、新しいことを始めたり、何か慣れないことをしないといけないときって、人生で何度かやってくると思うんです。そんなときに、今回Oさんから聞いたことがヒントになるなって思いました!

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