2013/10/31

デザイン? システム? どっちも好きなの!

制作部 部長2005年 中途入社

「三十路を転機に転職しよう」
29歳の自分の決意は固かった。当時務めていた会社は、とにかく人間に対する扱いが厳しかった。「自分はただの駒だな」という考えがよぎることが、何度あったか。「次はもっといろいろなデザインに関わりたい」という強い意思をもって始めた転職活動。そのなかで、デルターをみつけた。

中途入社だったけど、2010年に制作部の部長に任命された。そもそも、デルターには部長職そのものがなかったから、とにかく戸惑うばかり。「みんながやる気を出せる状況を作らないと!」という想いがあっても、何から始めたらいいかもわからない……。
そんなところからスタートして、今では「少しは部長らしくなってきたのかな」と思えるときもある。でも、未だに何をもって部長なのかハッキリとは掴めていない。社長には「世間でやってるセミナーみたいなものに行っても、デルターでは役に立たないよ。hi3がデルターの部長を作るんだ」なんて言われて、今でも「デルターの部長」を模索し続けている。

しかも、部長といっても今はプレイングマネージャー状態だ。管理監督をしながらも、自身も作業者となる。時にはデザイナーとして、また時にはプログラマーとして。デザインにもシステムにも「機能美」という概念があって、どちらのおもしろみも同じところにあるような気がする。
システムで可能な範囲内で最高のデザインをすることがあれば、デザインから新しいシステムを生み出すこともあって、表裏一体の部分もある。ふたつがひとつにならないと機能が果たせないし、どちらも作る喜びにかわりはないと思う。

仕組みづくりも「ものづくり」もっと働きやすい環境をつくりたい
仕組みづくりも「ものづくり」もっと働きやすい環境をつくりたい


だから、自分はデザインもシステムも全部を作りたい。どちらか片方だけではつまらないんだ。しかも、部長という管理監督する立場と、現場で「作りたい」という欲求の間でも揺れ動いている。でも今、最も求められている組織的な仕組みの構築も、ひとつの「ものづくり」。
相手がそれぞれに意思をもった人間だから難しいけど、駒扱いされた経験がある自分だから作れる良い仕組みがあると思う。デルターのみんなには、絶対にそんな想いはさせない。

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