

2025/8/1
【vol.77】ビー玉カランとノスタルジック
2025年8月・9月のニューズレター
ビー玉カランとノスタルジック
子どものころ、あんなに美味しく感じたラムネが、今は甘ったるい。親にせがんでまで求めた知育菓子も、口にするのがはばかられる。人工的な甘味よりも、自然な甘味が心地いい。
苦くて食べられなかったピーマンやゴーヤも、今や苦味がむしろいい。食感も味も苦手だったきのこ類も、好んで料理するし口にする。これらは大人になったからこそ得られた感覚。そう、大人になったんだ。
ラムネの味は好きではなくなったけれど、夏になれば飲みたくなる。パシュッ、シュワシュワ〜、ゴクゴク、カラン。忘れたくない夏の味。
でるたーより
赤ちゃんのころは好きだったのに、子どもになったら苦手になったり、成人したら美味しく感じるようになったり、年齢による味覚の変化を感じている方は多いのではないでしょうか。
これらは、味覚をキャッチするための味蕾が加齢とともに減少するから、つまり味覚が衰えるからだと言われています。
「衰える」という言葉はネガティブなイメージが強いですが、衰えをきっかけに健康への意識が高まったり、それまで関心のなかったことに目を向けるきっかけになったりして、新しい趣味が見つかることもあります。
また、年を重ねるにつれて知識や経験は蓄積され、感情のコントロールもうまくなり、それによって人付き合いが上達することも。とにかく、人生が豊かになる方へと向かっていけるといいですね。
今年の6月は、日本史上最も暑かったと言われています。このお便りがお手元に届くころには、どれほどの暑さになっているでしょう。体力が衰えていても、これまでの知識や経験をフル活用し、快適に乗り越えましょう!
次回は10月にお届けします。