2024/02/01

【vol.68】クリアに見えて芯がある

2024年2月・3月のニューズレター

クリアに見えて芯がある

わたくし、氷に筍(たけのこ)と書きまして「ひょうじゅん」と申します。
洞窟仲間の石筍さんは鍾乳石ですが、私は水だけでできています。通常、氷は透明度が低い多結晶ですが、私たちのほとんどは巨大な単結晶。だから、こんなにもクリアなんです。
洞窟の奥深くにいらっしゃる4メートル級の先輩たちと比べたら、私はまだまだ若輩者。入口付近に生まれてしまったばかりに、日も当たるし苔も生えるし……。
ですが「嘆くより伸びろ!」の精神で、ブレずに日々を積み重ね、濁らず真っ直ぐ伸び続ける。それが私の芯のある生き方です。

でるたーより

氷筍(ひょうじゅん)は、マイナス2〜3度の洞窟などで、天井から落ちる水滴がゆっくり凍りながらできあがります。筍(たけのこ)を通り越して竹のように育つものもあり、そこまで巨大な天然の単結晶は、とても稀少な存在。じっくりと時間をかけることで、クリアで真っ直ぐに育つのです。
これはまるで、人の成長を見守ることに通ずるなぁ、なんて感じませんか? というのも、デルターでは求人のご相談を受けることも多く、新卒採用を希望されるお客様は「まっさらな子を一から育てたい」とおっしゃいます。
氷筍のように、社員がクリアで真っ直ぐ育つためにはどうしたらいいのか……。教育は責任が伴うと同時に、企業発展の要といえるでしょう。
時に氷筍は、その先端に氷の結晶が幾重にも重なり、花のように付着する「フロストフラワー」という美しい自然現象を見せることがあります。若人が研鑽(けんさん)を通して、氷筍のように立派な花を咲かせる日を楽しみにしながら、日々の業務を重ねたいものですね。
次回は4月にお届けします。どうぞ健やかに、お過ごしください。
 

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