2023/4/26

コツコツと花咲かす

コツコツと花咲かす
コツコツと花咲かす

先日、あるお客様のサイトをリニューアルオープンしました。中身はほとんど変わっていませんが、見た目をガラリと変えたことで、さまざまな反響があり、とても嬉しく思っています。
デザインの力はすごいなと思う一方で、地道に続けることの大切さを改めて実感したので、今回はそのことについて語っちゃおうと思います。
 

手段と形を変えて、PRし続ける

そもそも、実のところ、今回は2回目のリニューアル。1回目は、他社からデルターへ乗り換えるためのリニューアルでした。膨大なデータベースが絡むサイトだったため、当時はデザイン性よりもシステム部分に注力して、無事に引っ越すことを優先しました。
また、会員を募って運営しているポータルサイトのため、会員様に使っていただいてナンボのサービス。そのため、何かあればメールを送ったり、書面を送ったりして、認知度の向上を図ってきました。書面と一言にいっても、ハガキで送ってみたり、A4三つ折りサイズで送ってみたり、A4サイズで送ってみたり、さまざまな試行錯誤を実施。サイズは変わっても、ロゴを入れたり、書面のテイストを揃えたりと、こまやかな配慮も欠かしません。

手段と形を変えて、PRし続ける
手段と形を変えて、PRし続ける

読んでもらえない=無駄なことで終わらせない

これらを続けてきたのには、きちんと訳があります。「ザイオンス効果」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか? 別名「単純接触効果」とも呼ばれていて、もともと関心がなかった人や物事であっても、何度も会ったり目に触れたりすることで、だんだんと好感度や評価が高まっていくという心の動きを指します。
一回一回は空振りでも、積もり積もって、その人の中で好感度や評価が高まった瞬間に、何かしらの反応を見せてくれるのです。例えば、このメルマガも、普段は読んでいなかったり流し読みしたりしていても、読んでいない申し訳なさが何らかのトリガーになったり、ふと興味を引くタイトルにつられてしっかり読んでしまったり、ということが、現実的に起こります。
ですから、読んでもらえない=無駄なことで終わらせずに、地道に続けることが大切なのです。

ザイオンス効果
ザイオンス効果

自分の限界を超えさせてくれるのは、いつだって自分以外の誰かだ

ある日のスタッフのスピーチで「コンビニで買い物をしたとき、店員さんの態度が悪くても、自分は必ず『ありがとう』と言うようにしている」という話がありました。要するに、相手がどうであれ、自分は誠意を尽くすということです。
なぜ、ここまで続けてこられたのかを振り返ってみると、お客様のこと、利用者のみなさんのことを考え続けることができたからだなと思います。自分たちの損得だけで考えたら、やってることがむなしくなることもありますが、お客様のことを考えて、何とか役に立ててほしいと願うことで、真摯に取り組み続けてこられました。
結局は、お客様のおかげなのです。「自分の限界を超えさせてくれるのは、いつだって自分以外の誰かだ」ということです。まじめにコツコツ続けるのは退屈なイメージがあるかもしれませんが、実際には山あり谷ありなので、そこを楽しめばいいですし、そこを楽しめる企業体質でありたいなと思います。

自分の限界を超えさせてくれるのは、いつだって自分以外の誰かだ
自分の限界を超えさせてくれるのは、いつだって自分以外の誰かだ

ホームへ先頭へ前へ戻る