2012/2/12

新しい世界[vol.26]

こんにちは、e-ラボレターです。

2月は「逃げる」とよく言いますが、
今年の2月は、なんだか少し長く感じています。
短い月を長く感じているなら、ちょっと儲けもんですね(笑)。

新しい世界

数年前『電脳コイル』というアニメーションが、NHKで放映されていました。
リアルタイムでネットワークとつながる「メガネ」をかけた子どもたちが、街中で騒動を巻き起こす物語です。メガネをかけることでインターネットから送られてきた情報が、実際の風景と重なって見えます。
それを使ってゲームをしたり、ペットを飼ったりします。街には「メタバグ」というものが落ちていて、それを探す宝探しのようなこともしていました。

その世界観が新鮮で興味深く、テレビでやっているのをみつけるとつい観ていました。
これはSFの話でしたが、それが少しずつ現実になってきています。

例えば、iPhoneで提供されている「セカイカメラ」というアプリケーション。
あるケーキ屋さんでおいしいケーキを発見したとき、その場でiPhoneを使ってインターネットに接続しセカイカメラを通して、「○○ケーキがおいしかった!」と登録します。
するとその情報は、その場所に残されます。
次にそこに訪れた人が、セカイカメラを通してお店をみると、そこに残された情報を得ることができるというものです。

このような技術を「AR(エイ・アール)」技術というそうです。
「AR」というのは、Augmented Reality(オーグメント リアリティ)の頭文字をとったもので、日本語訳すると「拡張現実」と呼ばれる概念です。難しい感じがしますが、現実が拡張する光景を想像するのは面白そう。

例えば、美術館で作品を観るとき。
今は、横に添えてある説明を読みます。
けれど、専門用語が並んでいるとその意味がわからなかったり、「誰と同じ世代の作家だっけ?」とか「この作家の別の作品ってどんなだ?」など気になることがあります。
それが「AR」を取り入れることができれば、作品を観ながら関連情報もみれたり、音声と一緒に動画で説明を見ることができます。
自分の前に観た人と感想を共有することができるかもしれません。

実際に見える目の前の世界が新たな形で広がっていくのは、
ちょっとワクワクしませんか?(w.)

つぼみ

From Staff >>>...ki3e

会社の近くを流れる乙川には、
川沿いに桜並木が続いています。

先日川辺を歩いていたら、桜のつぼみに、ほんのすこし若緑色がのぞいていました。周りに日をさえぎるものがないからでしょうか。

春は、近くまでやってきているようです。

e-LabLetter 第26号 2010/2/12(Fri)発行

 
 

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