何をすべき？　WindowsXPサポートアウト［vol.88］

読んで【実】になる☆もぎたてマガジン『e-ラボレター』

ひらひらと舞うチョウチョの姿を見かける季節になってきました。
実は、チョウチョにも香り・色・形の好みがあり「好きな花」があるそうです。なんだか不思議ですね。
さて、年度末に向かう気ぜわしさが否めない時期ですが優雅に舞うチョウチョのように余裕を持ちたいものですね。メルマガを読んで、ほっと一息ついていただけたら嬉しいです。

2001年に開発された「WindowsXP」は、今年でサポートアウトを迎えます。企業や地方自治体にも多く導入され、ご家庭でも使用されている方が多いXP。家電量販店では「買い替え」の売り文句が飛び交っていますが、実際のところ私たちは何をすべきなのでしょうか。

恒例の座談会で、まずは世の中に対する印象を聞いてみると「使えなくなるような雰囲気に圧倒されて、買い替えなきゃと思わされるけど、メディアに煽られているように感じる」との声が。どうやらみんな「買い替えの熱気」にギャップを感じている様子。

そこでシステム担当から「サポートアウトだからといって、すぐに見られなくなったり、使えなくなったりするわけじゃないんだよ」という意見が出ました。「でも……」と続いたのはXPを使い続けることで想定されるリスク。「取引先とのバージョンの違いで、データのやり取りが
できなくなる」「システムの欠陥修復をしなくなるのでウイルスの脅威にさらされる」など業務上・セキュリティ上のリスクが説明されました。また、社内にシステムを構築している場合、XPでしか運用できないソフトもあるので、OSのアップデートをすることで逆に社内の環境と合わなくなるなどのリスクも考えられるとのこと。

環境を新しくするには、OSのみアップデートする方法と新しいパソコンに買い替える2つの方法があります。アップデート自体は低コストで済みますが、新しいOSを古いパソコンで使うとメモリーサイズが小さいため動作に支障が出ることも……。

後からメモリーを買い足すくらいなら、最初からもう数万円出して新しいパソコンを買う方がオススメです。その場合はメモリーサイズの大きいものがベスト。コスト面でも動作の便利性の面でも、新しいOSに対応した新しい環境で安心・快適にパソコンを使いましょう。

複雑にすればするほど覚えにくいパスワードですが、それこそがセキュリティの高さにつながります。例えば数字4ケタのパスワードの場合、アタックからわずか1秒足らずで破られてしまうとか！？　その理由はパソコンに0000から9999までの数字を数えさせるだけで良いから。そういわれてみると「確かに！」と思ってしまいますよね。

数字4ケタの場合、パスワードは10の4乗パターン。12ケタのパスワードを数字＋大小のアルファベットで作った場合、10＋26＋26の12乗パターンとなります。さらに記号を加えれば、より強固なパスワードが作れますね。とはいえ、いくら複雑なパスワードでも一度アタックされてしまうとアウトなので、定期的に変更するのがベストです！

日ごとに暖かさを感じますが、まだまだ寒い日が続きます。
もうすぐ4月ですね。新入生、新社会人が不安と期待に胸を膨らませ、新しい生活を迎える季節となります。実は、私も4月に職場復帰します！7カ月間も仕事から離れていたので不安もありますが、最初に働き始めた頃のワクワク、ドキドキ感でいっぱいです。みなさんも新しい仲間を迎えるのでしょうか。そのときは温かい目で見守ってあげたいですね。