2017/3/15

[vol.124]壁も机もホワイトボードなデルタースタジオ

読んで【実】になる☆もぎたてマガジン『e-ラボレター』

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デルターの取り組み特集
「壁も机もホワイトボードなデルタースタジオ」

デルターに初めていらっしゃるお客様からは、たいてい「この壁、どうなってるんですか?」と質問されます。それもそのはず! スタジオのあちこちの壁がホワイトボード化しているから。実は2階へ上がると、机上がホワイトボードになっていたりもします。今回は、なぜそんなことをしているのか、その秘密に迫ります。

まず初めに、何のために壁や机をホワイトボード化しているか種明かしをしちゃいましょう。それは「コミュニケーションの質を上げるため」です。もともと、コミュニケーションに重きを置いていたデルター社長の戸松。折に触れて、スタッフへノウハウを伝えたり、アドバイスをしたりしていました。
しかし「言葉だけでは本当の大切さが伝わらない!」と業を煮やし、環境を変えてやる〜っと一念発起。突然ホワイトボードを何枚も購入し、壁に貼り付けまくってしまいました。しかし、どうでしょう。環境が変わったら、人の振る舞いが変わり始めたのです。

その当時、並行して席の「フリーアドレス化」にも取り組んでいました。デルターには、ここは誰それの席と決まった席がありません。その日、もっと厳密にいうと、その時間、座るべき席に座るべきスタッフが座っているのです。
では、どう席を決めるかというと「その時間帯、密にコミュニケーションをとるべき人たちが近くに座る」ことをベースに決めています。そのそばに、いつでも使えるホワイトボードがあると、それを活用して更に上質なコミュニケーションがとれるのです。

今では、板書用、連絡用、貼り紙用、メモ用など、ホワイトボードごとに用途が定まってきて、毎日誰かに眺められたり、書かれたり、情報整理されたりして役立っています。
 

今号はWEB版をお休みさせていただきます。かたじけない!
▼3〜4月の広報活動について
http://www.deltar.co.jp/news/2017031510232139.html

わかり わかられ わきまえる ~ communication design ~
「コミュニケーションは、武闘のようであり、舞踏のようでもある」

コミュニケーションにおいて、会話はおしゃべりな人とする方がラクなイメージがあるかもしれません。ですが、こと「インタビュー」においては、おしゃべりが過ぎる人とのやり取りにはテクニックが必要です。

本当に必要な情報を引き出すためには、おしゃべりさんの話を何度もせき止め、会話の流れを整えなければなりません。こういうときのコミュニケーションは、もう「武闘」以外の何物でもない。しかし、決して罵倒し合うわけではありません。極めて穏やかに、和やかに、それでいてズドンと相手のツボへ集中的に力が届く対応を心がけます。
実際にツボを押されると痛みが生じるのと同様に、お互いにいくらかの痛みを感じます。でもこれは、ツボに効いている証拠。痛みは手応えであり、物事が良くなっていく快感でもあります。

相手の話をせき止める場合は、言葉だけでは足りません。全身を使ったボディランゲージが必要です。からだを体幹から動かせば、ゆったりとした動きでも大きく映ります。そうすれば、迫力はあるけれど嫌な感じはしないんです。
インタビューで大切なのは「相手の思考を明らかにする」こと。考えが不足しているなら、何がどれくらい、どんなふうに足りないのかに気づいてもらわなければいけません。そうして初めて、同じ課題へ一緒に向き合うことができます。

このあたりは「武闘」というより「舞踏」のよう。手を取り合って、全身を使って相手をリードする。もしも相手が逆方向にステップを踏もうとするなら、その姿勢を正さなければなりませんよね。
ただ話すことは誰でもできますが、目的を持って、膨大な情報を細やかに適切に扱い、そこにない何かを生み出していくには、プロの覚悟と技が必要なんです。
 

編集後記:泉のささやき

       ・゜。・。・゜・☆。*
  ・。*・。*・。☆。*  *・☆

寒ーい冬とも、もうすぐお別れ。待ちこがれた春がやってきます。
我が家では昨年の秋にもらった花の苗がすくすく成長して、今ではオレンジ色のきれいな花が咲き始めました。その花は「キンセンカ」。今は主に切り花として使われていますが、昔は欧州などで食用花や治療薬にもなったりしていたそうです。
花言葉ではネガティブなイメージを持たれているみたいですが、私はキンセンカのオレンジを見てると、なんかウキウキしてきます♪
春よ、はやく来い!

e-LabLetter 第124号 2017/3/15(wed)発行

 

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