2017/11/15

業務用サーバーフルリニューアルの舞台裏

業務用サーバーフルリニューアルの舞台裏
業務用サーバーフルリニューアルの舞台裏

このたびデルターでは、社内で使っている業務用のサーバーをフルリニューアルしました。今回は、その関係者による対談です。ゲストとして、リニューアルの実務を担当した技術系プロバイダの代表であるen0氏にご参加いただきました。いささかマニアックな内容も入っちゃってますが、裏舞台を垣間見るつもりでお楽しみください!

勘所を押さえたフルリニューアル

今回はa1がコーディネート♪
今回はa1がコーディネート♪

a1:今回のリニューアルは、管理していただいているen0さんからのお声掛かりがあって実施したわけですが、それまでの経緯を簡単にお話しいただけますか?
en0:直接のきっかけは、最近になってハードディスクのエラーが出だしたからです。ただもうちょっと前から、デルターさんの方でオプション的に使い始めた機器の影響で、管理用のログが取りにくくなっていたんです。なのでここは一気にやった方がいいと判断しました。

a1:私たちも「それじゃぁ」と、社内から出てきた要望をいろいろお願いしちゃったわけですが、特に気を使ったところってありますか?
en0:とにかく皆さんが仕事で常に使われているので、止めちゃダメだというのが一番です。それに新社屋になってサーバールームができたので、ここに見合うスペックを意識しました。中でもハードディスクにはこだわりました。ネットで故障率なども調べて参考にしました。
n0ri:使用開始前に、稼働試験としてハードディスクのエージングもやってましたよね。
en0:今回は3週間やりました。だいたい1週間くらいで素性はわかるんですけどね。で、ちょっと値の張る銘柄を選びました。やっぱりここが要ですから。

この機会にいろいろ話したい!
この機会にいろいろ話したい!

安心感と効率をアップグレード

a1:いろいろ要望を出した点はどうですか?
en0:一番大変だったのはOSを変えたことかな。家で言えば、別の工法で基礎から丸ごと作るようなものですから。でも使い勝手は今まで通りにと……。
n0ri:開発用の環境も整備していただきましたよね。
en0:最近のトレンドであるバーチャルマシンの技術を使って、サーバーの中にもう一つサーバーが入っているような構成にしました。
n0ri:おかげさまで以前よりも安心して、効率的にWebシステムの開発ができるようになりました。そうそう、文字化けも解消しましたよね。
en0:デルターさんはMacとWindowsが共存してるので、文字コードの違いで問題がでて文字化けしやすかったんです。でも両方ともバージョンアップを重ねて、だんだんと同じ文字コードに揃ってきたんです。これには助けられました。それでもときどき豆腐やゲタが出てきちゃうんですが……。

これがサーバー
これがサーバー

問題を起こさないプロの仕事

a1:豆腐やゲタってシステム系のスラングですよね。
en0:そういえばそうですね。
n0ri:旧漢字とか絵文字とか、使ってるフォントにその文字がないと、代わりにこいつ(図参照)が表示されるんですよね。でもその文字で表示されるだけで、システムの根幹に関わる深刻な問題じゃないので大丈夫です!
a1:そのほかにも、ストレージ容量を増やしたり、最近のトレンドを考えて、サーバーの安全性を保証するSSL証明書を組み込んだりと、盛りだくさんのメニューをかなり短期間でやっていただいたんですが、大変じゃなかったですか?
en0:以前から仕込みはしてましたから。とはいえ別のOSで新しくサーバーを立てるとか、仕事を止めずにやるというのは、やはり大変です。いい勉強になりました(笑)。それでもOSを変えたにしては、大きな問題もなくスムーズに移行できたかなと思っています。
a1:ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

図:豆腐とゲタの実例
図:豆腐とゲタの実例

コーディネーター:a1

実現支援部部長。お客様へのていねいで説得力のある話し方に定評があり、CMS「DaaS」講習会の講師も務めています。

en0

有限会社情報空間代表取締役。インターネット草創期からの技術や知識を育み続ける、ネットワークとサーバー構築・管理のプロ。いつもお世話になってます!

n0ri

電脳開発センター長。ライター志望で入社するも、少しプログラムをやらせてみたらスポンジのように吸収して、今やデルターの開発担当としての座を揺るぎなくした男。


なおメルマガでは、今回の「サーバー強化への思い」にフォーカスしています。デルターとして何を大切にしているかが書いてありますので、ぜひご覧ください。

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